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2013年5月17日 (金)

「物欲」について

さて,最近歳を重ねるにつけ「物欲」が減少してきているように思います。(まあ,お金が無いというのもひとつの原因だとは思いますが…。)

何とかして手に入れたいと思う「物」がないのです!

これは人生の終焉が近付いてきているからなのでしょうか?

人間は死ぬ時に「お金」や「お宝」を持って逝くことは出来ないとよく言われます。

でも,私は少し違うのでは…と考えてしまいます。

生前に惚れ込んで大切に大切に,それこそ自分の身体の一部のように使ってきたものは「あの世」にも付いてきてくれるのではないかと…。

それは人によって眼鏡であったり,カメラであったり,着物であったりと千差万別ではありますが,自分の魂が乗り移るようになるまで愛したものではないか…。

私の場合,オーディオ機器全てが当てはまるように感じるのですけれど,特にスピーカーの「Metregon」は付いてきてくれるような気がします。

もちろん現世から無くなるわけではないのですけれど,私以外の人が鳴らしても絶対に上手く鳴ってくれないとか,「Metregon」から魂が抜けてしまったようにもう絶対に音楽を聴かせてくれないようになってしまうのです。

もう「Metregon」とは20年近く一緒に暮らしています。

前にも一度書いたように思うのですけれど,私が「Metregon」を選んだように思っていますが実際は私が「Metregon」に選ばれたのではないか?

そして20年近く,我家の一番いい部屋を占領しています。

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若いうちは「Paragon」や「Hartsfield 」が欲しくって堪らなくて,中年になってからはWesternの555Wが欲しくって欲しくって,初老の現在はもう諦めてしまいました。

今,上のようなスピーカーを手に入れても,もう上手く鳴らす体力も気力も財力も残っていません。

ケーブルについても,もう嫌というほど試してきました。

そして,最後に残ったのは1mペアで1万円もしないドイツ製の旧いケーブルです。

例えば「Klangfilm」や「Siemens」や「Neumann」などの何の変哲も無いケーブルです。

これらのケーブルは癖がなくて綺麗な音がします。低音の量感も申し分なくて素晴らしい!

プラグについてはスイッチクラフトの安いやつが良いですね。

んで,歳を取っても「物欲」に取り憑かれている人を時々見かけることがあります。

自分の周りの全ての「物」について拘り(?)を持ち続けることが出来る人です。

自分の周りの全ての「物」に対してですよ!

他の人が自分の「物」より高級な優れていると思われる「物」を持っていると,怒り出す人もいます。

最近,こういう老人にはなりたくないとよく思います。

「足るを知る。」ということを知るということは平穏な老後を送るのに,非常に重要なことかも知れませんね。

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オーディオ」カテゴリの記事

コメント

sun はじめまして。いろいろと、ブログを検索しておりましたら、行き着きました。私も62歳の初老です。 本業は、PAという音響屋です。 録音もしており、ジャズミュージシャンのライブ録音もしております。

PCは、当然自作でWindowsを使っています。 XPと、Win7、Win8と、3種です。それとi-Pad

PAシステムは1人で持ち運べる物が主体で、JBL MRX-525 X4 MRX-515X2 モニター系は箱はクラシックプロというメーカーですが、ユニットを外して、ネットワークもコイル取り替えて、jBLの「ネオジウム」マグネット製品に変更した物を使っています。
サブウーハーも、2241の「クソ重いフェライトマグネット}から、「ネオジウムマグネットの46cm 800W連続」を大きい箱に入れて2本、小型の箱に2本 計4本使っています。

アンプは、AMCRONの安い物ですが、500w/8ΩX2を2台と、CLASSIC PRO デジタルアンプ 300w/8Ω を4台、カーバーという古いアメリカ製のPM-1200というのがまだ2台現役です。

これらは私の部屋に置いており、必要に応じて持ち出しており、普段はオーディオセットとして、聞いています。

電線に「凝られている」ようなので、スピーカーケーブルは、「モンスターケーブル3.0mm」と「テフロン加工皮膜線」のツイストペアを作っており、これが中心です。

電源ケーブルも同じで、「オヤイデ」経由で「テフロン皮膜線」の2mmのものをツイストペアで4mmにして、使っています。

テフロン加工電線は、宇宙機器にも使われるくらい、耐熱対酸化、そして、安定しているからです。海外の一流品といわれる電線も、基本は、「ゴム素材か、塩化ビニール皮膜」です。これは純銅や、銀メッキの電線では3年も経つと、含まれる硫酸系の物質のために、「酸化して、黒く」なり、音が劣化します。

高信頼性の通信系や放送機器内部の配線は、テフロン加工皮膜線が使われるのが正しいのですが、価格が高いので、民間では普及していません。

検索で「電線ストア.com}で検索してみてください。勿論100m巻きしか扱っていませんが、価格は、2mm芯線で19.800円です。

オーディオ用というと、高信頼性が売り物のように見受けられがちですが、実は、長期保証品は少ないのです。
テフロン皮膜線は、「通信、放送機器用」は、15年間最低保証品です。アメリカ軍の軍用にも使われています。

1巻き買っても、余ったら、「ヤフオク」で切り売りすれば良いのです。半田ごての熱でも簡単には溶けません。

「つりすきです。」 様へ

お世話になります。
音響のプロの方の耳の良さは私のような凡耳(?)にとっては脅威です。

現在,私はもう電線には凝っておりません。
ですけど昔は凝っていました。
もう凝っている時は,そのことしか考えられなくって随分と出費もしました。
10万円/mのケーブルが「男のロマン」などと心に言い聞かせたりして,随分と無理をして手に入れたものです。
そして,そのいずれもが現在私のところには残っていません。
でも,あまり後悔はしておらず,良い勉強をさせてもらったと思っています。
趣味とはそういうものだろうと思いますし,業務用が全てに勝っているというのでは面白くないとは思われませんか?
カルダスのケーブルは大変高価ですが芯線の一本一本はテフロン被覆のリッツ線となっていて長期の使用にも十分耐えうるものです。
また,ウェスタンのエナメル絶縁で絹・綿で被覆されたケーブルは60~80年ほど経過したものでも芯線の劣化は見られないように思います。

ウェスタンもJBLもタンノイも,元は業務用ではありますがその長い歴史の中で十分にコンシューマー用途にも楽しめるようになっています。
ですから,趣味としてのコンシューマーのオーディオ機器も十分存在意義があると思っています。

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